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お茶の種類
受け継がれる伝統的な手揉みの技。
自然と伝統と技術を背景に、お茶づくりにかける情熱が注がれています。
手揉み製茶
ナローバンド用
196KB
ブロードバンド用
1.3MB
マッキントッシュ用
2.3MB
製造設備
手揉製造に必要な設備は蒸熱装置とほいろの2種類です。
茶葉手蒸装置
 煉瓦積みのかまどにせきれい釜を据え付け、その上にこしきを載せ、中央に小孔をあけ、その上に蓋のついた蒸籠を装置します。



ほいろ
 木枠で組立て、その内面に赤土を厚く塗り、木炭を燃焼させる中央火炉部だけは煉瓦を用います。この上に鉄棒数本と鉄板・金網を載せ長方形の助炭を載せます。
助炭の底部にはほいろ紙を張り、柿渋を塗ります。助炭の表面積は約1.3m2で、使用に際しほいろには炭火を入れ、助炭面中央部の温度を摂氏110℃にします。
原料生葉
生葉は普通3葉掛けに手で摘採します。
生葉は摘採後時間の経過するとともに緑茶固有の本質を失うので、摘採後直ちに製造するのを原則とします。
製造工程と所要時間
(ほいろ1基に生葉3.75kgの場合)
蒸熱 廻転揉 玉解・中揚 中揉 仕上揉 乾燥
5分 40分 45分 10分 40分 20分 20分
(合計3時間)

蒸熱
     蒸熱は製茶操作の第一歩で、茶葉中の酸化酵素の活力を消滅させ、日本緑茶の特異とする香味の発揚を図るのが目的である。
     その方法は生葉約562g(150匁)を蒸籠に入れ、充分沸騰したとき、こしきの上にのせ蓋をして十秒前後の後蓋を取り、茶葉をはしで撹拌し、再び蓋をして蒸熱した後蒸釜より下して蒸葉を冷却台に移してうちわで冷却する。
     蒸熱時間は普通一回分40秒位で、茶葉が青臭味を失って甘涼しい佳香を発したときを適度とする。

露切
     蒸した葉約4kgを助炭に入れ、指先を軽くうごかし小手に拾い、助炭一面に振い落し、この操作を反復し、茶葉が光沢を失い、シワを生じたときを適度とする。

廻転揉
     回転揉の目的は茶葉に揉圧を加えながら旋転集散して、茶葉水分の発散をよくするとともに、茶葉の細胞を均一に破壊するためである。その方法は、指先に力を加え、腕と手首をよく動かし、茶葉を凡そ375g(100匁)内外を団塊に保ち、手早く旋転する。乾くに従って団塊は大きくして旋転をやゝ遅くして力を加える。

玉解・中揚
     玉解は回転揉の際にできた塊を解くために行うものである。
     中揚は茶葉の乾き加減を均一にするため、玉解後茶葉を一旦助炭から取出してすみやかに放冷し、その間に助炭の掃除や手入れをする。中揚茶は茶葉投入量に対し重量減50%を標準とする。

中揉
     中揉は茶葉のむれや上乾きを除きながら、撚れ形を整え、色沢、香味をよくするために行う操作である。
     その方法は中揚げした茶葉を再び助炭に入れ、はじめは小手に軽く拾って迅速に力を加え、振り揉み切り、乾くに従って葉揃に注意し、漸次手使を低くして力を十分利かす。茶葉が締って形状がやゝ整い芳香を放ち黒緑色になったときを適度とする。

     仕上揉の目的は、中揉茶の形状を整えると同時に香味を上進させるために行う操作である。
     方法は茶葉を助炭の中央より少し手前に一纏めにして両側から茶葉を押え、茶葉を揉圧し、旋転させながら乾くに従って葉揃して力を加える。この仕上揉の操作が諸操作の内最も熟練を要する工程である。

     乾燥は、茶が貯蔵に堪え得られるように水分を除去するとともに、香味を発揚させるために行う。
     方法は仕上揉を終った茶を助炭(温度は摂氏60度)に薄く拡げて乾燥する。或は箱型の引出乾燥器に入れて乾燥し、茶箱に貯蔵する。
     乾燥程度は茶が佳香を発し、指頭で軽く圧して粉末になる程度で水分含有量は4%を標準とする。

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